飲食店のInstagram投稿のコツ
2026/10/22
「インスタは始めたけれど、何を投稿すればいいか分からない」「忙しくて、気づいたら1か月も更新していなかった」。飲食店のオーナーさんから、よく聞くお悩みです。
Instagramは、写真で料理やお店の雰囲気を伝えられるので、飲食店と相性のよい道具です。ただ、思いつきで投稿していると、ネタ切れや更新の止まりにつながりやすくなります。この記事では、むずかしいテクニックではなく、小さなお店でも明日から続けられる投稿のコツを、手順に沿ってご紹介します。
1. まず「誰に、何を伝えるか」を一言で決める
投稿を始める前に、次の2つを一言で書き出してみてください。
- 来てほしいお客様:例「会社帰りに一人でも気軽に寄りたい人」「休日に家族で出かける人」
- お店の一番の魅力:例「毎朝仕込むだし」「地元の野菜を使った日替わり定食」
この2つが決まると、写真の撮り方や文章の言葉選びに迷いにくくなります。反対に、ここがあいまいなままだと、「何でも載せているけれど、結局どんなお店か分からない」アカウントになりがちです。
2. プロフィールを「お店の看板」として整える
投稿を見て興味を持った人が、次に見るのがプロフィールです。ここで必要な情報が見つからないと、来店につながりにくくなります。次の項目がそろっているか確認しましょう。
- お店の名前と、どんなお店か(例:「松江の小さな和食店」)
- 営業時間と定休日
- 場所(最寄り駅や目印)
- 予約方法(電話番号や予約ページ)
- Googleマップなど、お店の場所が分かるリンク
営業時間や定休日を変えたときは、プロフィールも忘れずに直しましょう。
3. 料理写真は「明るさ・近さ・湯気」を意識する
高いカメラがなくても、スマートフォンで十分きれいに撮れます。ポイントは3つです。
- 明るい場所で撮る:窓ぎわの自然光が向いています。暗い店内では、料理が実物よりおいしそうに見えにくくなります。
- 料理に近づく:お皿全体より、一番おいしそうな部分を大きく写します。
- できたてを撮る:湯気やつや、チーズののびなど、できたての様子は写真で伝わりやすい魅力です。
あわせて、実際にお出しする料理をそのまま撮ることも大切です。写真と実物が大きく違うと、来店されたお客様をがっかりさせてしまいます。
4. 文章は「何が・いつ・いくらで」を入れる
写真だけでなく、文章にも来店を後押しする情報を入れます。おすすめの流れは次のとおりです。
- 料理の名前と、ひとことの魅力(例:「今週の日替わりは、地元の野菜を使った煮物定食です」)
- こだわりやエピソード(仕込みの工夫、食材の産地など)
- 提供する日や時間、数量の目安、価格
- 予約や来店の案内(「お電話でのご予約も受け付けています」など)
ハッシュタグは、たくさん並べるより、地域名(例:#松江ランチ)と料理名など、内容に合うものに絞るほうが、お店を探している人に届きやすくなります。アレルギーに関わる食材や表示について書くときは、内容が正しいか必ず確認し、必要に応じて保健所などに相談してください。
5. ネタ切れを防ぐ「投稿の型」を作っておく
毎回ゼロから考えると、更新が止まりやすくなります。曜日ごとに「型」を決めておくと、迷わずに続けられます。
| 曜日の例 | 投稿の型 | 内容の例 |
|---|---|---|
| 月曜 | 今週のおすすめ | 日替わり・週替わりメニューの紹介 |
| 水曜 | 仕込み・裏側 | 下ごしらえや食材が届いた様子 |
| 金曜 | 週末のお知らせ | 週末の営業時間、予約の空き状況 |
| 不定期 | お店の人 | スタッフの紹介や、料理へのこだわり |
最初から週3回にこだわる必要はありません。無理なく続けられる回数を決めて、守ることを優先しましょう。
6. 気をつけたい3つのこと
- お客様が写る写真は、事前に了承をいただく:店内の写真に他のお客様が写り込んでいないかも確認しましょう。
- 「ステマ」に気をつける:消費者庁によると、2023年10月1日から、ステルスマーケティング(広告であることが分かりにくい表示)は景品表示法違反となりました。お店が第三者に依頼した投稿も対象となり、規制を受けるのは依頼したお店(広告主)側です。インフルエンサーなどに紹介をお願いするときは、広告であることが分かるようにする必要があります。判断に迷うときは、消費者庁の資料を確認したうえで、弁護士などの専門家に相談してください。
- 内容は正確に:「数量限定」「期間限定」と書いたら、その内容を守りましょう。
7. 明日からできる5つのステップ
- 「来てほしいお客様」と「お店の一番の魅力」を一言ずつ紙に書く
- プロフィールの営業時間・定休日・場所・予約方法を見直す
- 今日の一番おいしそうな料理を、窓ぎわの明るい場所で1枚撮る
- 「何が・いつ・いくらで」を入れた文章で投稿する
- 曜日ごとの「投稿の型」を決めて、カレンダーに書き込む
1か月ほど続けたら、どの投稿に「いいね」や保存、プロフィールへのアクセスが多かったかを振り返ってみましょう。反応のよかった型を増やしていくと、お店らしい発信が少しずつ形になっていきます。
まとめ
Instagramで大切なのは、上手な写真よりも「誰に、何を伝えるか」をはっきりさせて、無理なく続けることです。プロフィールを整え、明るい写真と来店に必要な情報を添え、投稿の型を決めておけば、忙しいお店でも発信を続けやすくなります。お客様が写る写真の扱いや、ステマ規制にも気をつけながら、お店の魅力を伝えていきましょう。
「うちの店の強みは何だろう」「何を発信すればよいか一緒に考えてほしい」という方は、お気軽にご相談ください。
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