小さな飲食店の集客3つのこと
2026/10/06
「チラシも配ったし、SNSも少しやっている。でも、思ったほどお客様が増えない」「集客といっても、何から手をつければいいのか分からない」。小さな飲食店のオーナーさんから、よく聞く悩みです。
人手も時間も限られた小さなお店では、あれもこれもと手を広げるほど、どれも中途半端になりがちです。この記事では、商工会の経営指導員として数百件の飲食店の経営改善に関わってきた経験から、**集客で最初に手をつけたい3つのこと**を、明日から動ける手順と一緒にご紹介します。
集客は「見つけてもらう」「選んでもらう」「また来てもらう」の順番で考える
集客というと、新しいお客様を呼ぶことばかりに目が向きがちです。けれども、お客様がお店に来るまでには、大きく分けて次の3つの段階があります。
| 段階 | お客様の気持ち | お店がやること |
|---|---|---|
| 見つけてもらう | 近くにいいお店はないかな | 検索や地図に正しい情報を出す |
| 選んでもらう | このお店に行ってみようかな | 「何のお店か」を一言で伝える |
| また来てもらう | また行きたいな | 次に来るきっかけを手渡す |
どこか1つでも抜けていると、ほかでいくら頑張っても成果につながりにくくなります。小さなお店ほど、お金をかけずにこの3つの「穴」をふさぐことから始めるのがおすすめです。
1つめ:Googleビジネスプロフィールを整える
今は、お店を探すときにスマートフォンで地図や検索を使う方が多くなっています。そこで表示されるのが、Googleの「ビジネスプロフィール」です。Googleの公式ページでは、ビジネスプロフィールを作成し、ビジネス情報を掲載するのに料金はかからないと案内されています。営業時間や写真、メニュー、お知らせの投稿、クチコミへの返信などができます。
まずは、次の点を確認してみてください。
- お店の名前・住所・電話番号が正しいか
- 営業時間と定休日が今の状態と合っているか(臨時休業や年末年始の予定も)
- 料理の写真、外観の写真、店内の写真が入っているか
- メニューと値段が分かるようになっているか
- クチコミに返信できているか
特に営業時間のずれは、せっかく来てくれたお客様をがっかりさせる原因になります。なお、プロフィールを検索で表示させるには「オーナー確認」という手続きが必要です。まだの方は、Googleのヘルプページの案内にそって進めてください。
2つめ:お店の「看板の一品」を決めて、同じ言葉で伝え続ける
見つけてもらえても、「何のお店か」「何がおいしいのか」が伝わらなければ、選んでもらえません。メニューが多いお店ほど、お客様は迷ってしまいます。
そこで、**お店の看板となる一品を1つ決めて、それを一言で説明する言葉を作る**ことをおすすめします。たとえば「〇〇産の野菜を使った日替わり定食のお店」のように、だれが聞いてもイメージできる言葉です。
看板の一品を選ぶときは、次の3つの点から考えると決めやすくなります。
1. よく注文されている(レジや注文伝票で確認できます)
2. 利益が残りやすい(原価が高すぎない)
3. オーナーさん自身が自信を持って説明できる
決めた言葉は、店頭の看板、メニュー表の一番目立つ場所、Googleビジネスプロフィールの説明文、SNSのプロフィール欄など、**お客様の目にふれるすべての場所で同じ言葉を使う**のがポイントです。場所ごとに言い方がばらばらだと、印象に残りにくくなります。
3つめ:来てくれたお客様に「次に来るきっかけ」を手渡す
小さなお店の集客で見落とされやすいのが、すでに来てくれたお客様です。一度来てくれた方は、お店の場所も味も知っています。もう一度来てもらうほうが、まったく知らない方に来てもらうよりも、手間も費用もかかりにくいと一般的に言われています。
次に来るきっかけとして、たとえば次のような方法があります。
- **ショップカードやスタンプカード**:お会計のときに手渡すだけで始められます
- **LINE公式アカウント**:お店からお知らせを送れます。運営会社の案内では、月額固定費0円の「コミュニケーションプラン」があり、無料で送れるメッセージは月200通までとされています(最新の内容は公式ページでご確認ください)
- **次回の案内をひとこと添える**:「来月から季節のメニューが始まります」など、次に来る理由を口頭で伝える
どの方法でも、大切なのは「お会計のときに、ひとこと声をかける」ことです。カードやQRコードを置いておくだけでは、なかなか広がりません。
明日から始める1週間の手順
3つを一度にやろうとすると大変です。次のように1日ずつ進めてみてください。
| 日 | やること | 目安の時間 |
|---|---|---|
| 1日目 | Googleで自分のお店を検索し、表示される情報を確認する | 15分 |
| 2日目 | 営業時間・定休日・電話番号を直す。オーナー確認がまだなら進める | 30分 |
| 3日目 | 料理・外観・店内の写真を撮って登録する | 30分 |
| 4日目 | 注文の多い料理を書き出し、看板の一品を決める | 30分 |
| 5日目 | 看板の一品を説明する一言を作り、メニュー表と店頭に入れる | 30分 |
| 6日目 | ショップカードやLINE公式アカウントなど、次に来るきっかけを1つ選んで準備する | 30分 |
| 7日目 | お会計のときの声かけの言葉を決め、スタッフと共有する | 15分 |
時間はあくまで目安です。できなかった日があっても気にせず、翌日に続きから進めれば大丈夫です。
始めたあとに見ておきたい数字
取り組みの効果を確かめるために、次の数字を月に1回メモしておくと変化が分かりやすくなります。
- 1か月の来店客数(レジの客数でかまいません)
- Googleビジネスプロフィールの「パフォーマンス」で見られる、閲覧数・通話数・ルートの数など
- ショップカードやLINE公式アカウントの登録数
数字が動かないときは、3つの段階のうち、どこに「穴」があるかを考え直すきっかけになります。
まとめ
小さな飲食店の集客で最初にやりたいのは、次の3つです。
1. Googleビジネスプロフィールを整えて、「見つけてもらう」
2. 看板の一品と一言を決めて、「選んでもらう」
3. 次に来るきっかけを手渡して、「また来てもらう」
どれも大きなお金をかけずに始められることばかりです。まずは明日、Googleで自分のお店を検索するところから始めてみてください。「うちの店の場合はどこから手をつければいいのか」と迷ったときは、お気軽にご相談ください。
▶ まずは無料で、お店の課題をチェック[[cuguru 無料AI経営診断を試す]](https://udify.app/completion/lU90PIOsQTKJZG7c)
▶ じっくり相談したい方は[[初回オンライン個別相談の空き枠を確認する]](https://timerex.net/s/vistainnovate.2024_2207/71bb301f)

